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循環型ソリューションの策定

2030年の目標:バリューチェン全体で循環型資材を「リデュース、リユース、リサイクル」し、持続可能性を組み込んで新しい製品をデザインします。

2019年のレベルと比較した削減

現在の重点領域/テーマ

  • ZeroAimの持続可能なデザインツールを実装します。
  • 循環型ビジネスモデル及び当社の製品へのリサイクル済みプラスチックの使用のパイロットプロジェクトを開始します。
  • サプライチェーンでリサイクリングスキームを設定します。

2021年志を行動へ

  • 当社製品の包装資材の50%をリサイクル済み資材とします。
  • 内部/使用済プラスチック部品による製品にリサイクル済み資材を含めます。
  • 新たに開発する製品では未使用プラスチックを25%削減します。
  • 製品寿命が終わった製品の収集方法を策定します。
  • 単回使用製品(非医療用)及び部品の10%をリユース可能、リサイクル済み、バイオベースのソリューションに置き換えます

 

私たちの事業運営で長期にわたる持続可能性を確保するために、ソリューションの提供方法を見直す必要があります。循環型資材の使用と、より循環的で非物質化したユーザーアプローチの双方によって、より循環的なソリューションを提供することを目標としています。

より循環的なアプローチへの移行は「リデュース-リユース-リサイクル」の考え方により推進され、組織全体に統合されています。持続可能性をあらゆる活動に取り入れるために、ノボノルディスクのFuture-Fitベンチマークモデルの要素を用いてレールダルのFuture-Fitモデルを開発しました。

この使命に向けてまい進する上で、より少ない又はより多くの持続可能な資材を用いて、人々の生命を救う手助けをするというコミットメントを果たします。例えば、共有のモデル、デジタルソリューションの開発、ヘルスケアトレーニングを要する組織がすでにその分野で使用している機器に接続できるエコシステムの構築などにより、機器が効率的に使用されるようにします。循環型ビジネスモデルへの移行は、持続可能なソリューションを提供するために必須であるだけではなく、カーボンニュートラルであるという当社の使命を達成する鍵でもあります。

レールダルの循環型モデル

原材料
循環型資材の使用と循環型ソリューションの策定を組み合わせて、原材料の投入を最小限にしています。

リサイクル
当社は、内部だけでなく、IVARなどと提携して外部でも資材をリサイクルしています。

残留廃棄物
テークバックスキームをさらに開発し、組立オプションを増やすことで廃棄物を最小限にしています。

サービス
クラウドベースのサポートシステムや追加のサービスの利用を増やすことでサービスの向上に努めています。

 

 

 

 

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製品開発
持続可能性を最大化するツールとして製品開発プロセスでZeroAimを使用しています。

製造:内部及び外部
再生可能エネルギーを使用し、資源やエネルギーの効率化に重点を置くことで経営効率に向かってまい進しています。

ロジスティックス
エネルギーの消費を削減し、再生可能エネルギーを使用する輸送手段及びパートナーを選択します。

販売及びユーザーモデル
ソリューションを最適化し、完全なデジタルプラットフォーム及び共有モデルを介してより多く提供できるようにまい進します。

原材料

リサイクリング資材と部品を組み合わせ、生産性を向上するソリューションをより多く策定することで原材料の投入を最小限にします。当社の資材チームは継続的に新しいソリューションを調査して、資材の使用の持続可能性向上に努めています。当社製品のプラスチックの代替として、バイオベースのソリューションを過去1年間にわたってレビューしました。

その結果、新しいテクノロジーやソリューションが台頭しているものの、その耐久性には限界があり、レールダルにとっては持続可能性を進める上での主な要因となることが示唆されました。このようなソリューションの使用を増やすように努めていますが、製品の耐久性が損なわれないようにしなければいけません。ユーザーモデルを変えることで寿命の長い製品の持続可能性を強化すると、ユーザー の生産性が向上し、ソリューションの提供に必要な資材が減ります。

製品開発

より循環型で非物質化したユーザーモデルをデザインすることは、製品開発プロセスの主な側面です。レールダルの未来に適合するモデルを使用し、当社の開発チームは、より持続可能な製品に導くデザインソリューションに着目しています。プラスチックの使用量を減らす代替法を見つけ、可能な場合は使用済みプラスチックなどのプラスチックの種類について正しい選択を行い、サービスやアップグレードが容易にできる製品を設計しようと努めています。しかし、持続可能性は製品に関するものだけではなく、必要な包装資材の量を減らし、持続可能な包装を選択することでもあります。

デザイナーやエンジニアが職務上の決断を下す手助けとなるように、ZeroAim持続可能性ガイドを策定しました。その目的は、複数のコンセプトを評価し、比較し、より持続可能な製品設計ができるようにすることです。このガイドは、製品の寿命を通して当社の意思決定が与える影響を検討する手助けにもなります。このツールを統合することで、持続可能性は付加物ではなく、開発の基本的な特徴となります。

製造:内部と外部

循環型ソリューションの提供に向けたアプローチでは、製造プロセスが重要です。当社では、内部イニシアチブを設定し、廃棄物の撤廃、リサイクル、再生可能エネルギーの使用、資源とエネルギー効率の強化を通して、経営効率の達成を予定しています。生産の大部分は外部のサプライヤーが担っていますが、これは、この変化における連携の鍵です。

健康と安全性に着目して、サプライヤーと協働し、知識を交換し、互いに学び合います。環境への影響に関するOECDガイドラインの使用を、生産を評価するフレームワークとして既に開始しており、サプライヤーも使用することを期待しています。

ロジスティックス

サプライチェーンの輪をつなぐことは、テークバックシステムと新しい販売モデルの双方で、循環型製品のサービスを最大限に利用するロジスティックスの使用が増加したかどうかにかかっています。

この過渡期に、輸送ツールを用いてロジスティックスを最大限に利用し、可能な場合は再生可能エネルギーによる輸送を使用します。

販売及びユーザーモデル

より循環型ソリューションに向けたこの過渡期の不可欠な部分は、販売及びユーザーモデルに生じる変化です。共有のデジタル及びサービスベースのソリューションの開発を介して、直線的モデルから循環型モデルに移行中です。これらのソリューションは、非物質化された生産的な使用により環境への影響を減らす上で役立つだけではなく、人の生命を救うという目標達成を可能にします。

ソリューションへのアクセスを増やして、資源の利用を削減した方法でより多くの人をトレーニングすることができます。

レールダルでは、より循環型ソリューションを提供するうえで鍵となる耐久性と品質を常に重視しています。より持続可能な方法でサービスとメンテナンスをさらに重視することで、製品の耐久性は強化されます。

サービス

循環型ソリューションでは、効率的なサービスとメンテナンスプログラムが必要です。レールダルにとって耐久性と品質は常に主な優先事項で、あらゆる市場に配置されているフィールドエンジニアや確立されたサービスセンターを介してすばらしい設備を既に設置しています。さらに、関連したソリューション向けにデジタルメンテナンスとサービスを設けています。容易にアクセス可能なアップグレードサービスを介してソリューションの耐久性を最適化し続けています。

サービスと修理オプションを最適化し続け、組み立て/分解の状況にさらに重点的に取り組みます。これにより、将来的に耐久性アプローチが強化されます。動画デブリーフィング及びシミュレーションセンターマネジメントソリューション(後述)の大手プロバイダーであるB-Line Medicalの買収により、新しいプラットフォームと知識を展開しているため、当社のデジタルサービスは拡大し、改善しています。

残留廃棄物

製造の効率化に重点を置き、スクラップと廃棄物のリサイクリングを介して、内部廃棄物を最小限にしています。デジタルプラットフォームを介して循環型、共有、非物質化ソリューションを提供することで、製品に関連する廃棄物を削減し、広くリサイクル可能な資材の使用を増やし、ユーザーに製品の寿命が終わったらリサイクルするように奨めてています。

テークバックスキームも策定し、組み立て-分解オプションも増やしています。サービス、修理、耐久性に、より重点を置くことで、廃棄物削減に役立ちます。

リサイクル

ソリューションの持続可能性は、何よりもまず耐久性及び生産的な使用により促進されます。当社が重視していることは、まずリデュース、そしてリユース、製品が目的の役割を果たせなくなったら最後にリサイクルをします。。当社にとって、単回使用製品又は製品寿命の短い製品のリサイクルは特に重要です。これらの製品にはリサイクルされた又はリサイクル可能な資材の使用を拡大することを決定しました。また、製品寿命の長い製品でもテクノロジーが進化し、ソリューションの耐久性に影響を及ぼさない場合は使用します。スクラップや内部で使用済みの資材あるいは現地のパートナーが使用した資材をリサイクルします。現在、このループをサプライチェーン内で完結させる収集システムについて検討中です。

pic-3.pngB-Line Medicalによるクラウドベースのソリューション

2019年に、実現可能な技術の使用によりポートフォリオを強化するために、B-Line Medical (動画デxブリーフィング及びシミュレーションセンターマネジメントソリューションの大手プロバイダー)を戦略的活動の一環として買収しました。B-Lineのポートフォリオの主要部分であるSimCaptureは、完全にクラウドベースで、新たな特徴、トラブルシューティング、カスタマーサポートをより迅速に策定し、リモートで実行できるようになります。物理的にその場にいる必要はありません。そのため、移動の必要性が著しく軽減され、同時に反応性が高まります。時間と共に、クラウドベースのソリューションではハードウェアを必要としなくなり、資材や電子部品の使用が削減されています。

持続可能性レポートの詳細:

救命への貢献

さらに毎年100万人の命を救う活動を支援するという目標を、持続可能な方法で達成するために取り組んでいます。

 行動を伴うビジョン

企業の使命とビジョンに基づき、当社は2030年に向けた大胆なサステナビリティの目標を設定し、それを確実に達成するための明確な行動を毎年示しています。

改善策

私たちの経済活動の結果として生じたスコープ3基準の排出量にわたって発生するすべての直接排出および間接排出量は、実証済みの順序だった方法によって計測されています。

 

 カーボンニュートラル

2030年までに二酸化炭素の排出量の70%削減を達成します。施設、運輸、旅行、サプライチェーン全体に渡ります。
残留排出量をオフセットします。

 社会的責任

当社のサプライチェーン全体でUNGPとOECDのガイドラインを順守し、最大規模のサプライヤーから次のレベルへとつなげます。