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2020 東北SUN

東北SUN 2020

30/08/2020 - 30/08/2020 Webinar

オンライン開催 東北SUN

 今回初の試みとなるオンライン開催の『東北SUN』では、「新しい学習の場づくり」と題して、コロナ禍において教育の現場に急速に広がった「オンライン」、「遠隔」といった新しい教育の様相を模索し、実施している取り組みをご紹介いたします。医学、看護学の卒前および卒後教育でシミュレーションの枠を超えた、さまざまなアイデアや革新的な改善提案を知るこの機会をお見逃しなく。皆様のご参加をお待ち申し上げております。

日時: 2020年8月30日(日) 8:45-12:00

参加費:  無料 ・ 途中参加OK

 

【演者】

神戸市看護大学 療養生活看護学領域 急性看護学分野
講師 船木 淳 先生
助教 野寄 亜矢子先生

秋田大学大学院 医学系研究科 救急集中治療医学講座
准教授 奥山 学 先生
奥山先生のYouTubeチャンネルはこちらからどうぞ

東北大学 クリニカル・スキルスラボ
看護師 須藤 剛志 先生

青森県立保健大学 健康科学部 看護学科
教授 福岡 裕美子 先生

レールダル メディカル 教育シミュレーションスペシャリスト
伊藤 文香、亀岡 正二

 

9:00

Session 1

オンライン周手術期実習へのChallenge -新たな実習展開の構想-

神戸市看護大学 療養生活看護学領域 急性看護学分野
講師 船木淳 先生、助教 野寄亜矢子 先生

COVID-19の影響で基礎教育機関も混乱している中、本学は2020年4月8日の早朝からオンライン授業を開始しました。その後、5月の緊急事態宣言発令に伴い、6月から予定されていた2週間の「周手術期実習」が臨地でできない状況になりました。そのため、急性期看護学分野の教員5名で臨地実習と同じ2週間の看護過程展開ができるオンライン実習の準備を短期間で進めました。その結果、従来の臨地実習と類似した目標到達と同時に、学生・教員共にこれまでの実習とは異なった学びを得ることができました。今回、ハイブリッド型周手術期オンライン実習のデザイン、学生の反応を踏まえたオンライン実習のメリット・デメリット、そして、1人何役(ブリーファー・デブリファー・オペレーター・SS・指導者役・患者役)も来ないs多教員の苦労話を交え、pinchをchanceに施行展開したchallengeを紹介させていただきます。

 

10:00

Session 2

オンライン環境を利用した、シミュレーション研修


東北大学クリニカル・スキルスラボ 看護師 須藤剛志 先生


新型感染症の影響により、世の中が様変わりしつつある。在宅勤務、インターネットを利用したオンライン会議、インターネットでの買い物の増加など、通信環境を利用して、外出しなくても、活動できる環境が整いつつある。東北大学クリニカル・スキルスラボでも外部受講者での集合型研修を実施することが厳しく制限されるようになった。そこで当施設では、オンラインアプリケーションのZoom(ウェビナー)を利用して、オンラインでの新たなシミュレーション研修を実施した。「病棟看護師向け・医療安全を踏まえた現場でのアセスメント」と題し、現場で比較的遭遇しそうな事例を、シミュレーション形式で実施したので報告する。

Session 2

ピア・ラーニングで看護実践能力と自信を高める


レールダルメディカル 教育シミュレーションスペシャリスト
伊藤文香、亀岡正二

新型コロナウイルスの影響により看護学生は従来と同様に実習に参加することができず、また新人看護師も集合研修を受講できないまま臨床で看護業務に携わっています。この様な環境下だからこそ、患者様へ安全で安楽な看護実践を提供するために、看護学生や新人看護師が自信と能力が身につくまで練習できるシミュレーションの場が必要になります。我々が提案するピア・ラーニングなら学生は教員がいなくても安全な学習環境で自分のペースで練習ができ看護実践能力の向上が期待できます。昨年、東北大学クリニカル・スキルスラボで実施したピア・ラーニングに参加した学生が、現在新人看護師として病院に勤めています。今回、ピア・ラーニングがその新人看護師にどの様な影響を与えたのかをインタビューしましたので、ピア・ラーニングの概要も含めて紹介いたします。

11:00

Session 3

講義室での大人数講義はもういらない


秋田大学大学院 医学系研究科 救急集中治療医学講座 准教授 奥山学 先生

秋田大学では、2020年3月から全ての授業が中止となり4月後半からZOOMを用いた授業が徐々に導入された。私が担当する講義、実習は以下の対応となった。①保健学科救急講義は資料配布と試験実施。医学科は②ZOOMを用いた大人数講義。救急科病院実習は②毎日の救急科カンファランスをZOOMで配信、③ZOOMで少人数の講義と双方向性ディスカッションを取り入れたセミナー、④外傷初期診療のビデオ教材を作成し、その視聴と自己学習とした。保健学科の試験結果は例年通りであり、ZOOMで講義を行った感触からも講義室の必要性はないと感じた。ビデオ教材を用いた自己学習は実技評価を行わなかったため学生の動機付けがなくその効果は不明である。医学教育では実習は不可欠であり全てをオンラインで行うことは出来ないが、事前学習はオンラインで、しかもオンデマンドで時間、場所にとらわれず学習できる教材が望ましいと考える。現在、少しずつ教材をYouTube等にアップしてる。一方、ZOOMによる講義配信は受講状況が記録されるということが試験とともに学生の動機づけになるため時間を決めた配信にも意義があると考える。

Seesion 3

臨地から学内へ~学内実習では何をしますか?~


青森県立保健大学 健康科学部看護学科 教授 福岡裕美子 先生

COVID-19の感染拡大の影響で、従来病院で2週間1クールとして実施していた老年看護実習を後期に1週間病院で実習を実施する予定とし、前期の1週間を学内実習に代替しました。1クール18名の学生を3つのグループに分け、グループ学習を中心に実施しました。月曜日に3事例(COPD患者、脳梗塞患者、慢性心不全患者)を提示し、援助計画を考えてもらい、火・水曜日の2日間シミュレーション演習を行いました。vSimのライセンス契約をすることができましたので、学生にはシミュレーション演習終了後に提示した事例に近いvSimのシナリオを力だめしのつもりで楽しみながらやってもらいました。臨地実習で患者さんを受け持ち、実際に看護を実践するということを、どう学内で再現するか考えてみました。